職場で笑う彼の横顔が好きだった…。 いつからだろう、彼と関係を持ったのは…。 周りは今でも私たちをただの上司と部下と思い込んでいる。 それでいい、それがずっと続いてくれれば、 私も滝本さんも幸せでいられる。 誰にも言えず、誰からも永遠に受け入れられることのない 『W不倫』 夫とのすれ違いの生活、愛情がなんなのかもわからず、 自分が女である事さえもわからなくなった。 そんな私を救ってくれたのが彼だった。彼も同じだった。 仕事の相談をしているつもりだった。 それがいつしか互いの家庭の話を聞くようになり、共感す ...